紅ひかり　ファーストフラッシュ2023　オリジナル缶入り [TE-02-234]

30ｇ・リーフ　オリジナル缶入り


2023年は、大きな寒波がやってきました。そのため、霜の害をうけるお茶畑が多く、私達も心配していました。
「べにひかり」の茶畑がうっすら茶色になり、これが霜の害なのかと愕然。
色々と手をつくした結果、それ程ひどいものではなさそうなので、そのまま待つしかないことになりました。

どきどきしながら待った春。

まず、夢ふうきの茶樹である「べにふうき」が先ず芽吹きます。　
べにふうきの茶樹は全く被害を受けなかったので、生き生きとした艶のある新芽がたくさんでてきてくれました。
桜島の灰もべにふうきが摘み終わってからの到来で、ぎりぎりセーフ。

そして、遅れること2週間。べにひかりも元気に芽をだしました！　

雨も多いが、晴れる日はからっと晴れるため、芽立ちもよかったのかもしれません。
今年も少量ですが、べにひかりファーストフラッシュもお楽しみください。





べにひかりは、鼻に抜けるような清香が特徴で、渋味はやや少ない紅茶。
夢ふうきのような華やかな香りまではしませんが、しっとりとした女性らしい香りと味です。
べにふうき種と比べてカテキン量が少ないので、おとなしめの紅茶がお好きな方にはおすすめです。
ファーストフラッシュは、初摘みのお茶のことです。
この紅ひかりも、当館の茶畑にて有機無農薬で育てられています。

もう少し詳しく言いますと・・・
「べにかおり」を種子親、中国から導入系統種を花粉親として、1952年に鹿児島の枕崎で育成され、1969年に登録された紅茶・半発酵茶用品種です。また、種子親の「べにかおり」は、アッサム種に鹿児島県の在来種を交配して育成された品種です。“夢ふうき”の品種であるべにふうきと同様、当館近くの枕崎野菜茶業試験場で生まれました。
比較的渋味が少なく、鼻に抜けるような高い清香が特徴といわれています。
鹿児島で生まれ育った、紅茶として飲んで美味しい品種です。